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市指定 光滝寺境内
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更新日:2018年10月11日更新
区分(史跡名勝天然記念物)種別(名勝)指定番号(名1)
市指定文化財 光滝寺境内
Koutakiji-keidai
所在地 | 河内長野市滝畑 |
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所有者 | 光滝寺 |
時代 | |
指定年月日 | 昭和44年4月17日 |
光滝寺は、飛鳥時代欽明天皇の本願により行満上人の開基といわれている。本尊は、不動明王(平安末期)である。
江戸時代において、当寺は天台宗京都若王子(にゃくおうじ)の末寺で、葛城修験(かつらぎしゅげん)二十八宿の第十四宿であり、西国第四番の札所である槙尾山施福寺の奥院でもあった。現在境内には本堂・庫裏および炭焼不動堂が配置されており、その裏手には光滝と呼ばれる滝がある。光滝寺は、この滝にちなんでつけられたものである。
平成十一年には炭焼不動堂の改築工事が行われ、現在真新しい茅で覆われたお堂がみられる。
動植物の種類も多く極めて恵まれた自然環境にある。特に植物では、もともとその土地で自然にできあがった自然植生が認められ、谷筋にあたる境内の傾斜面にシラカシを主にした常緑樹が繁茂し、湿気が多いため樹幹に着生するシダ類やラン類も多い。このシラカシ林には、シラカシのほかヤブツバキ・アラカシ・タラヨウ・ネズミモチ・イヌガヤなどの種類もみられる。