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市指定 千手観音菩薩立像

印刷ページ表示 更新日:2019年4月17日更新
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区分(有形文化財)種別(彫刻)指定番号(彫1)

市指定文化財 木造 千手観音菩薩立像

mokuzou senju-kannon-bosatu-ryuuzou 像高87.5cm 一躯

所在地 河内長野市天野町
所有者 天野山金剛寺
時代 平安
指定年月日 昭和43年1月9日

市指定文化財 木造 千手観音菩薩立像の画像

 金剛寺薬師堂に安置されている千手観音菩薩立像である。
 一木造で、合掌手(肘でつぐ)以外の手はすべて後補である。冠帯、臂釧(ひせん)、腕釧(わんせん)ともに本体より共木から彫り出し、像底にほぞ穴をうがつ。
 短躯像で、合掌手以外(全部で九百三十余手ある)は、後世その数を増して付け加えられたのであろう。
 小像としては優作で、衣文の刻みがしっかりしている。十二世紀をくだらないであろう。