○交通安全都市宣言
昭和37年3月8日
宣言
経済の進展にともなう都市交通のふくそうは、いよいよ激化し、これによる交通事故も逐年増加の一途をたどり、まさに大きな社会問題となっている。我が、河内長野市の交通事情も極めて深刻であり特に市街地を縦断する府道堺、河内長野線、同河内長野、橋本線、同枚方、富田林、泉佐野線などの通過車両は1日15,000台に達し、市内交通の混雑に一層の拍車をかけ、交通事故も本年は既に昨年に比し、63%増と、急激な上昇ペースを示し、人命に対する脅威は日ごとにつのるばかりである。
このように、市民生活をおびやかす交通の惨禍を排除して、その安全を確保し、市民の福祉を守ることは、地方自治体の義務である。
当市は、このために、必要な道路施設はもちろん環境の改善刷新を強力に推進するとともに、市民自からの交通ルールの実践により、明るく、住みよい都市を実現すべく、ここに河内長野市を「交通安全都市」とすることを宣言する。