わがまち文化財探訪4

名勝 光滝寺境内
わがまち歴史散歩
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所在地 滝畑1147
所有者 光滝寺
指定日 昭和44年4月17日

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▲炭焼不動堂

 名勝光滝寺境内には現在、本堂、庫裏および炭焼不動堂が建ち、その裏手には光滝があります。光滝寺の寺名は、この滝にちなんで名付けられています。
 光滝寺の創建について詳しい資料はありませんが、寺伝によると飛鳥時代に欽明天皇の本願により行満上人が開基(寺院を創立すること)したと伝えられています。
 江戸時代には、天台宗京都若王子の末寺(本山の支配下にある寺院)で、葛城修験二十八宿の第十四宿として知られ、また光滝寺の北西約2・7キロの西国霊場第四番札所である槙尾山施福寺(和泉市)の奥院でもありました。
 また、寺院に伝わる文化財は数多く、代表的なものに不動堂の本尊である木造不動明王立像が挙げられます。本像は鉈彫りで仕上げられた独特の作風を特徴とする木造の立像で、その技法などから江戸時代初期のものと考えられています。この像は、かつて滝畑の地で炭焼きが盛んで、村人の生活を潤したことから、感謝の心を込めて「炭焼不動尊」と呼ばれ、現在も人々に信仰されています。
 境内とその周辺には、動植物の種類も多く、特に植物には、もともとその土地で自然にできあがった自然植生が認められます。谷筋にあたる境内の傾斜面にはシラカシなどの常緑樹が生い茂り、ヤブツバキ、アラカシ、タラヨウ、ネズミモチ、イヌガヤのほか、木の幹に着生(植物が岩石や樹木などに付着して生育すること)するシダ類やラン類なども多く群生しています。
 このように奥深い山々に抱かれた名勝光滝寺境内は、歴史と自然環境に恵まれ、今も古のたたずまいを留めている数少ない景勝の地となっています。

広報「かわちながの」平成13年7月号


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