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三日市幼稚園の休園について
三日市幼稚園では、少子化の進行などにより入園児童が2年連続で10名を下回り、今後も児童数確保が困難と見込まれること、また民間施設の受入に余裕があることなどから、令和2年度の新入園児の募集を停止しています。
現状においても、その状況に大きな変化がないことから、三日市幼稚園を在園児卒園後の令和3年度から休園することといたします。
三日市幼稚園の休園について(PDF版はこちら) [PDFファイル/290KB]
三日市幼稚園の現状
三日市幼稚園では平成30年度より2年連続入園者が10名を下回っています。このことは幼児教育を行う上で適正とされる人数を下回り、標準的な幼児教育とは言い難い状況です。一方で、市内施設による幼児教育等の提供量は充足されていることから、公立幼稚園としての継続は困難な状況となっています。
そこで、令和元年度に関係者に対して、在園児卒園後の令和3年度から休園する方針を説明した上で、令和2年度新入園児童の募集を停止し、現在は年長児6名にて運営しています。
令和2年度以降の本市域における幼児教育の提供量について
三日市幼稚園の募集停止による影響について
令和2年度の4歳児の市内施設定員837人に対し、入園児童は688人と、市内施設には受入の余裕があり、三日市幼稚園の新入園児募集停止により、定員面から児童が受け入れられないということはありませんでした。
また、令和2年4月1日から市立千代田台こども園を開設し、公立施設のセーフティネットとしての役割は確保しています。
未就学児童の人口推移と受入施設の定員について
幼児教育の対象となる3歳~5歳の児童を含む本市の未就学児童の人口は、本市人口の減少や少子化などの影響により年々減少しており、今後においても同様の傾向が続くと予想されます。
一方、3歳~5歳の受入施設では、対象人口を上回る定員数となり、現状では、対象児童に対する提供量の確保が見込まれています。
本市域における大規模開発について
現状で、本市域では大規模な開発は着手されておらず、令和3年4月以降も対象人口の大幅な増加を見込む状況にはありません。
三日市幼稚園の休園について
これらのことから、本市域での幼児教育等の受入体制は現時点では十分確保されており、このことは今後も続くと見込まれます。ただし、幼児教育環境は大きく変化する可能性も否定できません。
そこで、三日市幼稚園の新入園児の募集を令和3年度から令和5年度まで停止し、この間は休園といたします。また、休園期間中において、施設の適正管理を図りながら、今後の対象児童の人口推移と受入体制を把握し、令和6年度以降について再開または廃園を判断します。
(参考)令和3年度以降の本市域における幼児教育の提供量について
改めて、現状の確認と今後の推計をしましたが、大きな変化は見受けられませんでしたので、令和4年度も休園を継続します。
令和3年度以降の本市域における幼児教育の提供量について [PDFファイル/134KB]