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救急車の適正利用~一刻を争う命がある~
近年、軽い症状でも救急車を利用する人が増えています。このような状態が続くと、事故による大怪我や心筋梗塞や脳卒中などで、病院に緊急搬送する必要がある人への救急車の到着を遅らせることになります。救える命を救うためにも救急車の適正利用にご協力をお願いします。
昨年の救急件数が過去最多を記録
河内長野市における平成30年中の救急件数は5446件で過去最多となりました。
一昨年と比較すると493件増加しています。救急需要がこのまま増え続ければ、救急車の出動が追い付かなくなり、緊急時に救急車の到着が遅れることが考えられます。一人ひとりが自身のことと捉え、適正利用を心がけましょう。
救急搬送の半数が軽症です
傷病程度別では、死亡1.7%、重症1.8%、中等症45.6%、軽症51%となっており、救急車で搬送された人の約5割が入院の必要がない軽症であると診断されています。なかにはかすり傷や虫歯といったものや入院予定なので病院に行きたいなど、救急車をタクシー代わりにするケースもあります。
救急車の安易な利用が増えると、救える命を救えなくなってしまいます。生命の危険があり、緊急に救急車を必要としている人の下に一秒でも早く救急車が到着できるよう、緊急性のない場合やタクシー代わりに救急車を呼ぶことはやめてください!
救急車をタクシー代わりに使わないで!
緊急性がない場合
- 湿疹がかゆい
- 足をひねった
- 虫歯が痛い
- 便秘でおなかが張る
- 救急車で行くとすぐ診てもらえる
タクシー代わりの救急要請
- 医療機関へ行く方法がない
- 入院予定だから乗せて行ってほしい
- 開いている病院が遠い
意識を失う、突然の激しい頭痛など明らかに緊急を要する場合は、迷わず救急車を呼んでください!!