世界の国旗・国歌コンサート
2021年8月29日(日)13:00~15:00、キックス(河内長野市立市民交流センター)イベントホールにて、河内長野市国際交流協会主催「世界の国旗・国歌コンサート」(くろまろ塾認定講座)が開催されました。    
  講師紹介: 吹浦 忠正 氏

早稲田大学大学院修了。国際赤十字海外駐在代表、埼玉県立大学教授、拓殖大学客員教授などを経て、現在、評論家、NPO法人世界の国旗・国歌研究協会共同代表、認定NPO法人難民を助ける会特別顧問、法務省難民審査参与員など。 オリンピックでは、「東京1964」「札幌1972」「長野1998」の国旗や儀典に関わり、「東京2020」では組織委国際局アドバイザーとして大きく関わっている。新藤昌子さんと江東区全70の小中学校で出前授業のほか全国各地で国旗・国歌について講演(公演)中。
 
  講師紹介: 新藤 昌子 氏 (ソプラノリリコレッジェーロ)

桐朋学園大学音楽学部声楽科卒業、同研究科修了。1988年モーツァルト作曲歌劇「魔笛」童子Ⅰ役でオペラデビュー後、二期会オペラ講座「ルル」東京室内歌劇場文化庁公演「うたよみざる」「みるなの座敷」「ラクゴ・オペラティック」現代音楽協会モノオペラ「赤ずきん」日本オペレッタ協会「白馬亭にて」東京アートオペラ「トリスタンとイゾルデ」を始め古典から現代作品まで多くのオペラに出演。コンサート活動では日本語を美しく歌うことをライフワークに置きつつ、各国語の歌に挑戦中。また民謡からポップスまでクラシッククロスオーバーを歌い、そのレパートリーは幅広い。メディアでは「題名のない音楽会」NHK・BS、NHK・FM、TBSラジオ等に多数出演。現在二期会・東京室内歌劇場会員。東京大学大学院情報学環作曲・指揮研究室演奏主任。
新型コロナ感染症拡大防止のため「世界の国旗・国歌コンサート」は、延期になっていましたが、このたび感染症対策をしっかり実施して開催される運びとなりました。その様子を紹介します。
     
英国の国家を、
英語で熱唱する新藤さん 
舞台エプロンには万国旗が… 画像とともに様々な国の国旗と国家の
歴史と特徴を解説する吹浦さん
 
 
 
各国の国家を、
その国の言語で熱唱する新藤さん  
 当日はコロナ対策のためソーシャル
ディスタンスをとって受講しました
オリンピックの競技場では、
クレーンで各国の国旗を設置します
 


 


アルゼンチンの国歌を、スペイン語で
合唱する 柴会長と新藤さん
 最後にみなさんで「君が代」斉唱 吹浦さんと新藤さん
国旗のスペシャリストの吹浦講師から、さまざまな国旗に対する知識を、クイズ形式で学ぶことができました。上下を間違ってしまいやすい英国の国旗、二種類あるフランスの国旗、州が増えれば変わるアメリカの国旗、銀座にはなぜイタリア国旗が多くたなびいているのか? 等々
また、ドイツ国歌はハイドンの作曲、カナダの国歌は二か国語で歌われる、イタリアの国歌はオペラのよう、フランスや中国の国歌は勇ましい、哀愁漂うイスラエル国歌、南アフリカの国歌は4部族の言葉と英語で歌われる等々
国旗や国歌には、それぞれの国の歴史や特徴が色濃く滲み出ていることを学びました。

新藤さんは、その様々異なる言語の国歌を、なんと現地語で歌うことができる世界でも数少ない方です。発音に自信のない言語は、大使館に行って確認されるほどの熱心さに脱帽しました。今回は、ギリシャ国歌に始まり、英国、フランス、ドイツ、アメリカ、イタリア、カナダ、中国、イスラエル、アルゼンチン、オーストラリア、南アフリカ、日本の国歌を熱唱してくださいました。

あっという間の、2時間でした。

     
  主催:河内長野市国際交流協会    後援:河内長野市、河内長野市教育委員会