河内長野市民大学“くろまろ塾カフェ”はくろまろ塾副学長の嶋田生涯学習アドバイザーがカフェマスターとなり、アート、まちづくり、地域、コミュニケーション、スポーツ、哲学など様々なテーマで、テーマごとにゲストや参加者が語り合う。参加者同士の交流・仲間作り・対話の場としています。
トークあり、歌あり、ティータイムあり、
楽しいくろまろ塾カフェ!
カフェマスターのあいさつで開店。
平成24年7月31日(火)19時〜21時、キックス1階集会室において第2回くろまろ塾カフェが開催されました。
2回目は演出家・イベントプロジューサーの川上 勝氏をゲストに迎え、イベントづくりの基本を学び、地域でどのようなイベントができるかを、参加者全員で意見の交換をしました。
ゲスト:
(株)ぷろっとちーむスペース 代表取締役・エグゼクティブディレクター 川上 勝 氏 (プロフィール)
楽しいイベントづくりとは
ゲストの川上さんが、これまで演出された主なものは22あり、その中から奈良シルクロード博、花の万博、平城遷都1300年祭、京セラドーム大阪、中之島の国際会議場、宇治市の市制記念式典、夏・秋の高知国体の開・閉会式などをエピソードを交えながら熱き思いを映像とともに紹介されました。
イベントは虚構の世界であり、一度に沢山の人たちが同じ体感を味わい、同時に生で体験できるものであります。いかに見る側を虚構の世界へ引きづり込み、見せる・参加させる工夫が必要か、作る側がいかに楽しんでもらえる状況を作るかが大きな使命であると語られました。
イベントは、6W2Hを元に企画立案すること。イベントは、@提案型A自発型のどちらであるのか、@観賞型(エンターテイメント系)かA参加型(おまつり系)にするのかを基本的に決めなければ成りません。
ティータイムとフォークシンガーの歌
持参したソフトドリンクやお菓子を食べながら参加者が自由に交流する場です。しかしながらまだ持参する人が少なく、カフェマスターからもお菓子やドリンクの提供がありました。
フォークシンガーである生涯学習課の市川さんによる“くろまろ塾校歌”の演奏があり、より一層和やかな雰囲気が醸し出されました。
グループディスカッション
参加者を4人1組で3グループに分けて、イベントのプランニングを行いました。各グループの発表後、ゲストによる講評がありました。
【テーマ】河内長野市制60周年記念イベント
2014年が市制60周年にあたるので、これを記念するイベントを予算200万円以内として考える。
《グループからの提案》
◆世代を超えた文化とスポーツの祭典
◆魅力の再発見
◆河内音頭とロードサイクルレースなど
《講評》
市制60周年記念をどのような形でアピールするかの工夫が必要。
イベントを作る時は、成果をどこまで高めるかは、どれほどの努力をするかにかかっている。努力が結果として出てくる。些細なことまで神経を使い、その積み重ねがより質の高いイベントになる。地元密着型のイベントは、地元の文化や歴史を知り尽くしている地元の人たちが語り、伝え、形にしていくのがベスト。イベントの企画に関わっている人たちが、自分の持っているネットワークを徹底的に洗い出し、その中からいろいろな可能性を持っている人がいるので、その人たちの協力を得ることが大切であり、そのような人をどれだけ見いだせるかがイベントづくりの勝負所である。
イベントは、作る側の思いが形となるので、見る人たちを感動させたり逆に失望させたりする。その境が、ごくごくほんの少しの違いだけで、そこをどちらにいくのかは、仕掛ける側による。真心を込めてイベントを作りましょう。