わがまち文化財探訪64

  重要文化財 紙本金地著色 日月山水図
わがまち歴史散歩
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所在地 天野町996
所有者 金剛寺
指定日 昭和27年3月29日

 この絵は、折りたたみ面が6面からなる1対の屏風で、ひとつの大きさは、縦146.8cm、横313.7cmで、画面には、四季折々の自然の風景が描かれています。
 写真上の屏風は、一見すると荒波が打ち寄せる海辺の風景ですが、右の屏風の右端には桜が咲き誇る春の景色、左端には青々とした松が茂る夏の景色、空には太陽が描かれています。写真下の屏風の右端には、遠くに雪をかぶった山を望む冬の景色、左端には紅葉に彩られた秋の景色、空には月が描かれています。
 屏風の絵は、木々の緑、雪山の白などの色彩と金・銀の箔が印象的ですが、特に、金箔の鮮やかさが際立っています。この絵は、美濃紙を貼り合わせた紙に描かれており、下塗りに糊地(雲母を混ぜた糊)が使われています。糊地の上に押した金箔は、仕上がりが美しく、光沢が失われにくいという特徴があります。作者は不明ですが、画題や技術的な特徴から、室町時代の終わりごろに描かれた可能性が高いと考えられます。
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広報「かわちながの」平成19年5月号


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