本市では、行政からの魅力発信に加えて、豊かな地域資源を活かした本市独自の都市ブランドを構築し、市民の皆さんに、まちへの愛着や誇りを感じていただき、まちを愛するネットワークを広げていくことが大切であると考えました。
そこで、平成27年6月から約半年をかけて、市民の皆さんと一緒に、河内長野市の魅力や強みを磨き上げながら、独自の「都市ブランド」を構築していく「都市ブランド検討会議」を開催しました。
都市ブランド検討会議には、学生ボランティア約30名を含む総勢70余名の方が参加され、全8回の会議にのべ270人以上の参加がありました。
市の魅力アップや情報発信に関心を持つ皆さんには、随時ご参加いただけます。
【終了】6月27日(土曜日)午後2時00分~5時00分 市民交流センター大会議室AB
内容 基調講演(東海大学河井教授)/全体で自己紹介と意見交換
【終了】7月25日(土曜日)午前9時30分~正午(学生のみ午後も有) ノバティホール
内容 まちの将来像の確認/市の魅力と強みの棚卸し/各班で意見交換
【終了】8月22日(土曜日)午後2時00分~5時00分 子ども交流ホール
内容 市の魅力を巡るフィールドワーク(市内を移動予定)
【終了】9月19日(土曜日)午後2時00分~5時00分 市民交流センター大会議室AB
内容 各班でターゲットに応じた都市ブランドの検討
【終了】10月3日(土曜日)午後2時00分~5時00分 市民交流センター大会議室AB
内容 各班の都市ブランドの発表とまとめ(東海大学河井教授)
【終了】10月24日(土曜日)午後2時00分~5時00分 市民交流センターイベントホール
内容 都市ブランドイメージとパンフレット化の検討
【終了】11月21日(土曜日)午後2時00分~5時00分 三日市市民ホール多目的ホール
内容 ブランドメッセージの確認と修正(東海大学河井教授)
【終了】12月19日(土曜日)午後2時00分~5時00分 三日市市民ホール多目的ホール
内容 都市ブランド推進プランの確認と修正
初日は、中谷副市長の挨拶に始まり、市民まつりで撮影された「わがまち大好き人」の映像を視聴し、今後の検討会議の進め方について説明を受けました。
その後、基調講演として、東海大学(文学部広報メディア学科)の河井孝仁教授から、「都市ブランド」の意義、市民の地域推奨度、地域魅力創造サイクルの説明や、全国での実践事例などの紹介がありました。
休憩後は、自己紹介カードを使って、参加者同士で意見交換を行いました。参加者の皆さんは、河井先生の講義にかなり刺激を受けたようで質問がたくさん出されました。
参加者からは、「河内長野市のことをもっとたくさん知りたい」「河内長野市の魅力とは何かを見極めたい」といった希望や、「効果的にPRする方法を考える」「イメージアップを検討する」「愛着を持つ人を増やしていく」「まちへの関与人口の増加を図る」という会議への意見、「河内長野市=こういうまちというイメージがスパっと出るようにしたい」「まちをデザインする」というような意見もありました。
宿題で、市の魅力「トコロ」「ヒト」「モノ」「コト」「カコ」から、全部で1人20個を考えてくることに決まりました。
平成27年6月27日(土曜日)会議報告(PDF:254.3KB)
自己紹介カードから「提案・やりたいこと」まとめ(PDF:185.3KB)
冒頭、太口都市魅力戦略課長の挨拶にはじまり、次いで政策企画課の緒方課長補佐から、第5次総合計画「将来都市像」について説明を受け、参加者のみんなでこれから目指すまちの将来像を共有しました。今後は、これをふまえて「都市ブランド」を検討していきます。
第5次総合計画「将来都市像」についての資料(PDF:1.2MB)
その後、7班に分かれて、前回の宿題だった市の魅力(トコロ・ヒト・モノ・コト・カコ)を出し合い、主役(ペルソナ)の人物像2人分を設定し、その主役が河内長野市に関わることで幸せになる物語(ストーリー)を作りました。
班での意見交換が終わらず、予定されていた検討結果の発表ができなかったため、次回8月22日の冒頭で、都市魅力戦略課より発表する予定です。
各班から、「あいさつからはじまる地域の絆」「新鮮な食べ物やアウトドアができる河内長野に来て元気に!」「大丈夫ですよ!ニートも脱出!河内長野」「生きる喜び見―つけた!」「私の居場所見―つけた!」「食と自然の恵みの中でカタギへの道!」「恋をはぐぐむ河内長野」「歴史と自然に囲まれて真実の愛を知る物語」「河内長野でのすばらしい出会い」「人と自然に包まれて」「再生~病院から遺跡まで~」「出会い」「リベンジ・オブ・ザ・ライフ」といった物語が出されました。
ペルソナを使った物語・ストーリーまとめ(PDF:276.2KB)
平成27年7月25日(土曜日)会議報告(PDF:357.3KB)
午後からは、希望者のみで市内の施設見学を行いました。奥河内くろまろの郷、観光農園、花の文化園、木根館、滝畑湖畔観光キャンプ場、観心寺、寺ヶ池公園、高野街道などを見学しました。
前回、河内長野市に住み、訪れ、関わって幸せになる物語を検討しましたが、今回は、その物語の中から、実際に魅力を見て、確認できるところをピックアップし、班に分かれてフィールドワーク(現地確認)を行いました。
フィールドワークでは、何かに気付いたら、メモや写真をとり、班のメンバーで話し合いながら、色々な視点を重ね合わせ、いいな(ステキだな)と思ったところ、そこから連想するストーリー等をメモに書きました。
河内長野駅前の観光案内所、天野酒の西條酒造、子ども・子育て総合センターあいっく、文化会館ラブリーホール、商店街にぎわいプラ座、奥河内くろまろの郷・体験農園、大阪府立花の文化園、木工体験の木根館、あまみ温泉南天苑などを訪れました。
参加者からは、「自分もまちに参加することで、住み続ける意味を持てる」「若い人がまちの歴史を感じて、この街に住み続け、幸せに暮らす」「若い起業家のストーリー」「農や花や木材にふれる」「心身を疲れた人がリフレッシュする」「食に興味を持ち家族の会話が弾む」「疲れた人がゆったりと週末を過ごす」「おもしろそうやこんなんあったらええなという楽しい思いから人と人がつながっていくストーリー」「文化にふれながらのびのびと子育てができ家族で楽しめる物語」などの意見が出されました。
平成27年8月22日(土曜日)会議報告(PDF:683.4KB)
これまで魅力を掘り起してきた「発散」の段階から、「集約」のステージに移り、河内長野市に住む、訪れる、遊びに来る、人に出逢う、何かに関わることで幸せになっていく「物語」を、各班で3つずつにまとめました。
さらに、その3つの物語を土台として、最後は、未来に向けて、どのような河内長野市にしていくのか、皆さん自身、どんなまちにしたいのか、どんなまちになってほしいのかということを「ブランドメッセージ」という形にすべく探りました。時間が限られる中にも関わらず、7班すべての班からブランドメッセージ案が出されました。
ブランドメッセージ案として、1班「楽しみを生むまち河内長野」、2班「出会いを発見の街 河内長野」、3班「Smart aging in Kawachinagano」、4班「人を集めるまち」、5班「人と自然が共存できる町」、6班「心の再生」、7班「森へ帰ろう」といった意見が出されました。
アンケートでは、「各班のメッセージは違っても、根本的なところでは一つであると感じた」「いずれの班も共通している点があり、集約すればメッセージが見えてくると思う」といった感想。
さらに、「それぞれの生活を背景に、ふるさとのつながりを求めて、人が集うという印象を持った」「ゆったり楽しむ、自然、人というようなフレーズが多い気がした」「人と人の絆づくりのまち」「心で感じるまち」「私の秘密基地、ワクワクする場所、安らげる場所、逃げ込める場所」などのアイデアもありました。
次回の都市ブランド検討会議では、ブランドメッセージを再度、検討し、考え直したり、補強したり、よりはっきりとした形にしていきます。これまでみんなで考えてきた物語や想い、そのタイトルを重ねて、河内長野市だけの、世界で一つのブランドメッセージを完成を目指します。
平成27年9月19日(土曜日)会議報告(PDF:219.2KB)
第5回となる検討会議。初日以来約3ヶ月ぶりに、東海大学河井教授から改めて講義を受けました。
前回に各班でまとめた7つのブランドメッセージ案を元に、市民の参画、行動変容に向けて、メディア活用戦略モデルを適用し、どんなプロモーションをすればメッセージが伝わるのか。市民5%を目標にプロモーションイベントを検討しました。
結果、おもしろそうな提案、素敵な発表が出てきた一方で、ブランドメッセージの曖昧さ、言葉が誰に響くのか、決意表明じゃない、人の心に刺さるメッセージを、どうやってターゲットが動きだすのか、などの課題が見えてきました。
次回は、さらに検討を重ね、世界に一つのブランドメッセージを編み出すよう、メッセージを磨き直していきましょう。
平成27年10月3日(土曜日)会議報告(PDF:335.2KB)
検討の難しさを乗り越え、少しずつ具体的な話になってきました。
第6回では、これまで検討の中から出された物語、メッセージのタイトル、参加者の心の奥にある想い、未来への期待などを重なり合せて、河内長野市だけの、世界で一つのブランドメッセージ案を再検討し、若者・女性・子育てファミリー・シニアの4つターゲットごとに候補を絞り込みました。
班で分かれて検討した後、全員会議を行いました。会場が大きすぎたこともあり、和やかで厳かな雰囲気の中で、各自から想いを発表し、共有できました。
次回は、会場が変わります。平成27年11月21日(土曜日)午後2時~三日市町駅前にあるフォレスト三日市3階の市民ホールです。駐車場は有料ですのでご注意ください。
平成27年10月24日(土曜日)会議報告(PDF:195.3KB)
学生からのパンフレットの提案を土台に、参加者が順番に発言しました。誰に向けて伝えたいのか、どんな行動に着地させるのか、相手の心に刺さるのか。このメッセージの中に河内長野市のどんな魅力があるのか、具体的な強みは何かを検討し、徐々にみんなの想いがブランドメッセージにまとまってきました。
最後には、未来に向けて、どのようなまちにしていくのか、どんな世界に一つのまちなのか、未来に向けて私たちが目指すまちになっているのか。みんなで再確認しました。
その後、都市ブランドを広めていくための具体的な4つの活動に分かれて、詳細を検討しました。パンフレットづくり、SNSの活用、動画づくり、市民に愛着ふやすこと。引き続き、次回(最終回)では、今後の活動につながる検討を予定しています。
平成27年11月21日(土曜日)会議進行パワーポイント(PDF:406.5KB)
平成27年11月21日(土曜日)会議報告(PDF:252KB)
最終回では、これまでの半年間の検討をふまえて、9つのブランドメッセージが編み出されました。さらに、多くの人からまちが愛されるように、みんなで一緒にできる具体的な魅力発信、みんなで無理なく楽しく、持続的に進めていける手法や体制、イベントなどを検討しました。
ここがゴールではなくスタート。今後は、まちへの愛着を広げていくため、動画づくりやSNSでのシェア、パンフレットづくり、イベントなどをに取り組むことが決まりました。
検討会議は終了しました。今後は、河内長野市や奥河内が好きで、まちのプロモーションに興味のある方や、都市ブランドの推進に協力や応援いただける方を募集します。みんなで一緒に、楽しく活動しませんか。
都市イメージとブランドメッセージの体系図(PDF:568.8KB)
平成27年12月19日(土曜日)会議報告(PDF:300.3KB)
若者の視点で市の魅力や強みを磨き、都市ブランドの質を高めると同時に、若者に市への関心や愛着を持っていただければと考え、「マーケティング」や「デザイン」に取り組む学生ボランティアを募集し、近隣の大学や専門学校等から、総勢33名のご応募をいただきました。
期間 平成27年6月~12月/概ね月2回/主に土曜
謝礼 学生には交通費の一部として1回1000円を支給予定
評価 希望者に「活動証明書」を交付可能
河内長野市 都市魅力戦略課 電話:0721-53-1111(内線414)
※ボランティア参加者の募集は、6月末を持って締切とさせていただきました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
近隣の大学や専門学校等から、総勢33名のご応募をいただきました。
わがまちが好きで、まちへの思いや市の魅力を語っていただける人を募集します。
対象 18歳以上の市内在住者
※都市魅力戦略課から取材に伺います。取材内容は、上記の都市ブランド検討会議などで活用させていただきます。
締切 平成27年6月1日(月曜日)までに電話か電子メールで下記へ
河内長野市 広報広聴課
このページに掲載されている情報の発信元
総合政策部 広報広聴課
〒586-8501
大阪府河内長野市原町一丁目1番1号 (市役所5階)
電話:0721-53-1111
E-mail:kouhoukoutyou@city.kawachinagano.lg.jp
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